C大阪、柿谷弾でB組首位に
「ナビスコ杯・1次リーグB組、C大阪2‐1FC東京」(10日、長居)
B組はC大阪がFW柿谷曜一朗(23)のゴールなどでFC東京を2‐1で下し、公式戦4試合ぶりの勝利。勝ち点7で首位に立った。大分と引き分けた名古屋と、ダビの2得点で新潟に勝った鹿島は同6とした。A組は磐田がFW前田遼一(31)のゴールで湘南を1‐0で下し、同9でトップを守った。
セレッソへの、サポーターへの思いを込めた。後半10分、ゴール前のこぼれ球にFW柿谷が反応した。「いいところに転がってきた。早く打った方がいいと思って」とダイレクトで右足を振り抜いた。ナビスコ杯2戦連発となる先制ゴール。ゴール裏のサポーターに向かって、ユニホームの左胸に縫い付けられたエンブレムの前で、誇らしげに両手でハートマークをつくってみせた。
同点に追い付かれた後半24分には、流れるようなパス交換からMFシンプリシオが今季初ゴールとなる決勝点。「セレッソの選手の質の高さが出た」と、ブラジル人助っ人は胸を張った。
公式戦連敗を「2」で止め4月初勝利。今季ホームでは4戦無敗(3勝1分け)となった。「今年はホームでは何があっても負けない」と柿谷。負の流れを断ち切ったC大阪が、首位に立った。