横浜M6連勝!俊輔CKから鮮やか2発
「J1、横浜M2‐1川崎」(13日、日産ス)
横浜Mは後半44分、MF中村俊輔(34)のCKがこぼれたところを、途中出場のFW端戸(はなと)仁(22)が右足で決めて、川崎を2‐1で下した。開幕から6連勝とし、1シーズン制となった05年以降では最多となった。大宮はC大阪に2‐1で競り勝ち、09年の鹿島に並ぶJ1記録の17戦負けなしとした。鹿島は大分を3‐2で退けた。
七色のCKで川崎を幻惑した。前半45分のCKで、横浜Mの中村がニアに飛び込んだMF富沢に合わせて先制点をアシスト。引き分けムードが漂い始めた後半44分には相手GKがはじかざるをえないボールをけり込み、結果的にFW端戸の決勝弾を演出した。
開幕6連勝に、中村は「これから負けることもある。その時にどうするかが大事」と冷静だったが、CKからの2得点は理詰めだった。CK9本の最初の1本で直接ゴールを狙い、「出てくるのか、DFに競らすのかを見た。その後にファーにけると出てこない」とGKをけん制。その後もファーとニアを振り分けて川崎を揺さぶった。
珍プレーもあった。失点した後半21分の場面では、相手DF田中のヘディングシュートに思わず右手を出してしまい警告を受けた。シュートをかき出していたら、一発退場になる可能性もあっただけに、「(自分が後ろに)下がっていればクリアできた。そこは反省ですね」と苦笑いした。全得失点に絡むのは存在感の裏返し。横浜Mの中心に俊輔がいる。