C大阪・柿谷、親孝行のマルチ弾狙う
「J1、清水-C大阪」(20日、アイスタ)
J1C大阪が18日、清水戦に向け大阪市の舞洲グラウンドで約2時間半の調整を行った。チームは前節の大宮戦で今季初の連敗を喫し、6位まで順位を下げた。一時は同点となるゴールを挙げたMF柿谷曜一朗(23)は「自分が決めても勝たないと意味がない」と悔しそうに振り返った。
試合後には観戦に訪れていた父親から「2点取らないと」という“ダメ出し”メールがあったことを明かした。ホームの試合にはいつも足を運び、毎試合メールをくれるという。サッカーの経験こそないが的確な指摘で「厳しいけれど力になっている」と苦笑いする柿谷の表情は、どこかうれしそうだった。10位清水とは勝ち点2差。アウェーでは04年を最後に勝ち星がない。柿谷が複数得点すれば昨年10月以来。親孝行のゴールで9年ぶりの敵地勝利をつかみ取る。