C大阪、エース柿谷不発で無念のドロー
「J1、清水1‐1C大阪」(20日、アイスタ)
ゴール裏のサポーターに向かって、C大阪・FW柿谷は深々と頭を下げた。連敗は止めた。敵地で勝ち点1を獲得した。だが、自身はシュート1本で無得点に終わり、「チームとしては評価しないといけないが、個人としては何もない」と悔しさを押し殺した。
前半11分にMF扇原が今季初ゴール。「ボールだけを見て集中して蹴った。(相手に当たって)ラッキーでした」。早い時間帯に先制したが、今季は追加点を奪えない。リーグ7試合で2得点以上は、第2節甲府戦の1試合だけだ。
開幕3連勝の後、4試合も勝利から遠ざかっている。中盤の構成を変えて臨んだクルピ監督はもどかしさを隠せない。「期待していた効果が出ていなかった」と現状打破を求めた。