レアル敗退…モウリーニョ監督退団示唆
「欧州CL・準決勝第2戦、Rマドリード2-0ドルトムント」(4月30日、マドリード)
レアル・マドリード(スペイン)はホームでドルトムント(ドイツ)を2‐0で下したが、2戦合計で3‐4と及ばず、3季連続で準決勝敗退した。ドルトムントは、優勝した1996~97年シーズン以来16季ぶり2度目の決勝進出。
2010年に就任してから3季連続で準決勝敗退。3クラブ目での欧州制覇を狙ったモウリーニョ監督の野望は、三たび打ち砕かれた。同監督は、準決勝敗退が決まった直後、来季の続投について「おそらくない。(チェルシー時代の)イングランドではファンに愛されていたし、メディアも公平だった。スペインでは違う」とまくしたて、今季限りでの退任を示唆した。
さらに、エースのポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(28)も自身がチームを離れる可能性に言及。1日付のアス紙によると、敗退後にミックスゾーンで取材に応じたロナウドは、「あと2年の契約があって延長交渉のことを気にかけているってことはない。どこにいても僕は勝ち続けたい」と話した。
英紙ザ・サンでは古巣のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)とパリサンジェルマン(PSG、フランス)が獲得に動くという。マンUは7700万ユーロ(約98億8000万円)にポルトガル代表のMFナニを加えた提示を、PSGは09年の加入当時にレアルが払った移籍金9400万ユーロ(約120億6000万円)のオファーを出すのでは、と伝えている。
第1戦で4失点したチームは、前半4分にイグアインがGKとの1対1の場面で決められず、8分にはロナウドがゴール前の好機でシュートを浮かした。さらに7分後には抜け出したエジルがシュートを右に外し、流れを手放した。