バルサ屈辱…2戦合計0‐7の惨敗
「欧州CL・準決勝第2戦、バルセロナ0‐3バイエルン・ミュンヘン」(1日、バルセロナ)
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)がアウェーでバルセロナ(スペイン)に3‐0で完勝し、2戦合計7‐0で25日のドルトムントとの決勝に進んだ。ドイツ勢同士の対決は前身の欧州チャンピオンズカップ時代を含めても初めて。Bミュンヘンは準優勝だった昨季に続く進出となった。決勝はロンドンのウェンブリー競技場で行われる。敗れたバルセロナはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(25)が体調不良で出場しなかった。
最強伝説が音を立てて崩れた。約9万6千人が集まったスタジアムを包む静けさが、衝撃の大きさを表した。バルセロナは敵地での4失点に続いて本拠地でも3失点し、攻撃陣は2戦とも無得点。司令塔のシャビが「試合のあらゆる側面を相手が支配していた」と悔しがるほどの完敗だった。
ビラノバ監督は「メッシ欠場の影響が出るのはやむを得ない」と話した。負傷を押して同点ゴールを演出した準々決勝第2戦や、不調が大敗に直結した準決勝第1戦に続き、エースへの依存度の高さがもろに出た。一方で、DFピケが「メッシの欠場は大きかったが、いても状況が変わったかどうかは分からない」と話したように、今回のチームは底力がなかった。
欧州CLでは2009年10月に負けたのを最後に、21戦無敗だったホームで大敗した。シャビは「バルセロナには未来がある」と話したが、欧州での復権は簡単ではなさそうだ。