C大阪、柿谷ごっつぁん2発で快勝

 「J1、湘南0‐3C大阪」(3日、BMWス)

 リーグ戦5試合未勝利だったC大阪は、エースFW柿谷曜一朗(23)の2得点を含む3‐0で湘南に快勝し、3月16日のFC東京戦以来6試合ぶりとなる白星を手にした。大宮は大分を2‐0で下し、昨季からの連続負けなしのJ1記録を20試合に伸ばした。6連勝で首位を守り、鹿島と1‐1で引き分けた横浜Mとの差を3に広げた。大分は開幕から9試合勝ちなしで最下位。

 これまでの苦しみを一掃する快勝劇だった。まずは0‐0の後半2分。ロングボールを受けたFW柿谷が、走り込んだFW杉本に絶妙なヒールパス。最後はMF山口が右足でネットを揺らして先制すると、続く後半34分にはゴール前の細かなパス交換から柿谷が右足で追加点。同43分にはダメ押しとなる一発も決めるなど、3得点すべてに絡んだエースが久々の勝利をもたらした。

 昨年10月6日のリーグ鳥栖戦以来となるマルチゴール。「自分の2得点は、どっちもごっつぁんゴールだったんで」と振り返る23歳だが、20歳の杉本、22歳の山口と同世代との連係を生かしたC大阪らしい崩し方に復調の手応えを感じる。柿谷が「やっているサッカー、攻撃の形を継続してきて良かった」と語れば、先制弾の山口も「セレッソらしい見ている人も楽しいサッカーができた」と充実感を口にした。

 チームとしてもトンネルを抜けた。開幕から、3月は4戦無敗と好調だったが、4月は一転して4戦未勝利。迎えた5月1戦目の3‐0勝利に、クルピ監督は「多くの決定機をつくったので、3点では物足りない。柿谷はハットトリックすべきだった」と注文をつけたが、それもまた復調の証し。「(次戦の)浦和戦は、ホームで待ちかまえるのではなく、ぶつかっていきたい」と柿谷。才気煥発(かんぱつ)な若武者たちの活躍で不調を止めたチームは、勢いそのままに連勝を狙う。

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