モウ離脱はGKカシリャスとの軋轢か
サッカーのスペイン1部、レアル・マドリードのモウリーニョ監督が3日の記者会見で、度々報道されていたキャプテンのGKカシリャスとの軋轢(あつれき)があることを示唆し、指揮官がレアルを退団する要因の一つになっていることをうかがわせた。4日のスペイン紙マルカが報じた。
「ここまで3年の指揮で後悔していることは?」と質問されたモウリーニョは「私の指揮1年目の終わりにディエゴ・ロペス(GK)を連れて来るべきだったのかもしれない。実現に向けて何かできたかもしれなかった」と珍しく反省めいたコメント。そのあとに、以前から不仲が取り沙汰されているカシリャスについて触れ「誰かがほかの誰かの上にいると考えるようになったら問題が発生する。選手たちが同じ高みでやっているとしたら、私が問題を抱えることはなかった。それが君たち(メディア)のお気に入りの選手だったとしてもね」と言い切った。
なお、自身の実績について問われた場面では、モウリーニョ監督は手元からメモ紙を取り出しこれまでのレアル歴代監督の名前を挙げ「21年で18人が監督を務めたが欧州CLで準決勝に進んだのは5回。で、ダメ監督のモウリーニョは3年で3回準決勝に進んだ」と胸を張った。