徳島ホームで惨敗…屈辱の阿波おどり
「J2、徳島0-3熊本」(6日、ポカリ)
徳島は前半40分、MF柴崎晃誠(28)が2枚目のイエローで退場。10人での戦いとなり0‐3で完敗した。
ホームで3失点の惨敗。闘志に欠ける徳島の選手たちに、サポーターからは容赦ないブーイングが飛んだ。DF斉藤主将は「チーム全体が消極的なプレーになってしまった」とうなだれた。
熊本の激しいプレスに苦しんだ。前半36分に慌ててパスを回した中盤のミスから先制点を許すと、2分後にも失点。さらに同40分にMF柴崎が2枚目のイエローで退場となり、10人での戦いを強いられた。後半30分には相手MF藤本に追加点を奪われ、阿波おどりのパフォーマンスを披露されてしまった。
前節・鳥取戦は、押し込まれながらも粘り強い守備で完封勝ち。2連勝を狙い、FW花井を5試合ぶりに先発起用するなど新布陣で臨んだ小林監督は「プレッシャーをかけられてパスが横や後ろばかり。前に出て行く姿勢がない」と、慎重すぎる攻撃に苦言を呈した。
今季はアウェーで3勝2敗1分け。逆にホームでは2勝5敗と大きく負け越している。12日の次節・水戸戦もホーム。「サポーターのストレスもたまっていると思う。次こそは勝利を届けたい」。厳しい表情のまま、斉藤主将は必勝を誓った。