柿谷2発 初日本代表入りへ猛デモ

 「J1、柏1-3C大阪」(18日、柏)

 6位のC大阪がFW柿谷曜一朗(23)の2得点で柏に3‐1で勝ち、勝ち点20とした。

 敵地で14年ぶりの勝利。立役者はやはりFW柿谷だった。1‐1で迎えた後半31分、MF扇原のクロスをワントラップして右足を振り抜いた。「トラップミスやったけど、フリーなんで思い切り打ちました」。公式戦4試合ぶりのゴールで逆転に成功した。

 同48分にも、途中出場のFW南野と相手GKが交錯したこぼれ球に反応。約30メートルを落ち着いて流し込んだ。「こぼれてくると思っていた。拓実がしっかり追い掛けてくれたおかげ」。走るスピードを緩めて待つ冷静なプレーだった。

 第9節湘南戦以来の1試合2発。今季8得点で得点ランク2位タイに浮上。好調の今季は取材依頼も殺到するなど、疲労が心配されるが「オレが頑張っている証拠やから」と首を横に振る。練習場を訪れたサポーターには、最後まで丁寧に対応する毎日。かつて遅刻を繰り返していた姿はもうどこにもない。

 視察に訪れた日本協会の原技術委員長は、柿谷について「瞬間的なスピードが魅力。柏のFW工藤ら若いストライカーが出てくるのは日本サッカー界にとっていいこと。見に来てよかった」と高く評価した。

 当の本人は「きょうのプレーでは日本を代表する選手にはなれない。ミスも多く、たまたまゴールしただけ」と満足はしていないが、代表入りへの期待は日増しに高まっている。桜の背番号8は、多くの人々を魅了してやまない。

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