岡山ホームで負けた…7位後退
「J2、岡山2-3熊本」(26日、カンスタ)
岡山は2‐3で熊本に敗れ、昨年8月から続いていたホームでの連続無敗記録は「15試合」で止まった。岡山は0‐3となった終盤に猛反撃。FW押谷祐樹(23)が後半44分から立て続けに2ゴールを奪ったが、あと1点が届かず7位に後退した。徳島は2‐1で東京Vを下した。
サポーターの祈りは届かなかった。ホームでは昨年7月29日の千葉戦以来、16試合ぶりの敗戦。必死の反撃も及ばず、岡山の選手たちは天を仰ぎながらピッチに崩れ落ちた。
3点差がついてもあきらめなかった。4月28日の神戸戦では、0‐3の後半39分から残り9分間で同点に追いつくドラマを演じた。再現を狙い、終盤は相手ゴールに襲いかかった。後半44分にFW押谷が右足でネットを揺らすと、後半ロスタイムにもカウンターから再び押谷がゴールに突き刺した。だが、あと1点が届かず終了のホイッスル…。押谷は「もっと早い時間帯に決めたかった」と唇をかんだ。
熊本の激しいプレッシャーを受け、中盤で苦しまぎれのパスを奪われるシーンが目立った。強さを誇ったホームで3失点。影山監督は「球際の勝負で相手に負けていた」と敗因を語った。
スタジアムには、昨年岡山に在籍し、J2得点ランク2位の18得点を挙げたFW川又(現新潟)が観戦に訪れていた。岡山への愛着を忘れない前エースに勝利を見せたかったが、先に取られた3点はあまりにも重すぎた。
順位は昇格プレーオフ圏外の7位に後退した。「切り替えて、次の試合もハードワークするしかない」とMF仙石。ショックを振り払い、次節から岐阜、松本とのアウェー2連戦に向かう。