「Ｊ１、柏２-６浦和」（２６日、国立）

　３位の浦和はＭＦ柏木陽介（２５）とマルシオリシャルデス（３１）がともに２得点するなど、柏に６‐２で大勝。前節の鳥栖戦（６‐２）に続き、クラブ史上初の２試合連続６得点勝利を収めた。

　赤い悪魔のゴールラッシュが止まらない。前半１７分、ＦＷ興梠のパスを受けたＭＦ原口が左足で先制すると、前半終了間際にはＭＦ柏木が追加点。試合の主導権を握った。

　２点リードで入った後半は一気かせい。後半１８分に柏木が自ら得たＦＫを直接沈めた。その後も得点を重ね、６発大勝。２戦連続の６得点勝利はクラブ史上初で、Ｊ１では０６年の川崎以来４例目。「リスクを負って攻撃するわれわれのサッカーができた。一人のサポーターとして見れば、満足できる試合だったのではないか」。ペトロビッチ監督のほおは緩みっ放しだ。

　原口は後半４２分の６点目もアシスト。「自分としては判断が甘かった。みんながおとりとしてもよく走っていたから、いい攻撃ができた」。視察した日本協会の原技術委員長は「今回は代表に入っていないが、ケガなど何かあればすぐに代われる状態」と評価した。

　２９日にはアジアＣＬで未消化だった第９節の仙台戦（埼玉）がある。後半戦での首位奪取へ、中２日で臨む。