ネイマール、移籍金74億円にも謙虚
サッカーのブラジル代表FWネイマール(21)は3日、スペイン1部リーグの強豪バルセロナと5年契約を結んだ。背番号は未定。クラブは古巣のサントス(ブラジル)に払う移籍金を5700万ユーロ(約74億円)と発表した。AP通信によると史上8番目の高額で、バルセロナとしては過去最高だった。
移籍金の最高は2009年にレアル・マドリード(スペイン)がFWクリスティアノ・ロナウド(ポルトガル)獲得に使った8千万ポンド(当時約129億円)とされる。
ネイマールは5万6500人が集まった本拠地カンプノウで新しいユニホーム姿を披露し、現地のカタルーニャ語で「バルセロナの選手になれて幸福だ」とあいさつ。記者会見では「世界一の選手になろうと考えたことはない。その人物はここにいる。メッシがもっとバロンドール(国際サッカー連盟の世界年間最優秀選手賞)を取れるよう助けに来た」と謙虚に語った。
移籍に関する金額については「その価値があるとは思わないが、夢をかなえてくれたバルセロナに感謝する」と話した。今回の契約を全うせずに破棄する場合の違約金は、1億9千万ユーロと破格の額が設定された。