W杯出場決定で渋谷は“無法地帯”

 「W杯アジア最終予選、日本1-1オーストラリア」(4日、埼玉)

 サッカー日本代表のW杯出場決定を受け、4日の日本列島は各地でサポーターが熱狂した。東京・渋谷では、同駅前のスクランブル交差点で混乱を回避するため警察による異例の“封鎖”措置が取られたが、劇的な出場決定に酔うサポーターで“無法地帯”となり、警察もお手上げのお祭り騒ぎに。大阪・道頓堀川でもダイブするサポーターが続出し、芸能人もパブリック・ビューイングなどで気勢を上げた。

 日本代表の劇的なW杯出場決定に、若者の街・渋谷は“無法地帯”と化した。

 渋谷駅前のスクランブル交差点はサッカーの日本代表戦や年越しカウントダウンのたびに数千人が集まり、お祭り騒ぎになるのが恒例だ。このため警視庁は試合終了後の混乱を見越し、交差点周辺を「整理区域」とし、スクランブル交差点の斜め横断禁止とセンター街を含む外周約2キロ区域内の不要な立ち入りを禁止した。

 機動隊、渋谷署員ら数百人が出動。バリケードの準備はキックオフ直後の午後7時30分から始まり、本田が同点のゴールを決めた午後9時21分に交差点内の通行規制が敷かれた。

 しかし、試合終了の笛が鳴った瞬間に、居合わせたサポーターが各所で歓声を上げた。サポーターは信号横断時にハイタッチを繰り返し、規制区域内のセンター街でも太鼓の音に若者が集まり、渋谷のあちこちで熱狂的な騒ぎが起こる“無法地帯”となった。機動隊員に連れて行かれる人も出た。

 スポーツバーで観戦後に駅前に来たという埼玉県のアパレル店員の男性(26)は「気分は最高。ルールを守って騒ぐなら、いいんじゃないかと思う」と主張し、ニッポンコールの輪の中へ飛び込んでいった。

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