長友、世界一へ「本気で思っている」
「W杯アジア最終予選、日本1-1オーストラリア」(4日、埼玉)
左サイドで躍動したDF長友が攻守に存在感を見せ、W杯切符獲得に貢献した。対じした相手FWクルーズを封じ、80分には、GKにキャッチされたものの、左サイドをドリブルで駆け上がりシュートを放った。「交代があって、僕は中盤に入ったので積極的に行こうと思っていた。でも決められなかったのは、実力が足りないということ」と不満を口にしたが、表情は明るかった。
苦しみながらW杯切符を手にしたチームには手応えを感じており、「チームが成長したと思うのは、1点取られて、残り10分だったけど、誰一人動揺することなく前を向いた。それが引き分けを呼んだ」と評価。だが、個人として、チームとして、世界一になることを公言しているだけに注文もつけた。
「僕は本気で思っている。笑われるかもしれないけど、目指さないことにはたどり着けない」と表情を引き締め、「そのためには、やはり個人。個人が上がっていかないことには組織として大きくならない」と話した。目指す頂は、まだまだ先にある。