独移籍の田中明日菜、号泣ラストマッチ
「なでしこリーグ杯、INAC神戸0‐0新潟」(16日、ノエスタ)
7月からドイツ1部リーグのフランクフルトに移籍するINAC神戸の日本代表DF田中明日菜(25)が16日、リーグカップの新潟戦で移籍前のラスト試合に臨んだ。チームは今季リーグ戦9試合、カップ戦2試合で全勝だったが、新潟の健闘の前に引き分けとなり、昨年末の皇后杯からの公式戦連勝は15で止まった。
試合終了のホイッスルとともに田中明は涙に暮れた。MF澤穂希、主将のFW川澄奈穂美らに水筒の飲料水を頭から浴びせられ、髪の毛からユニホームまで体全体がびしょぬれ。マイクの前で「今日は試合に勝てなくて本当にスミマセンでした」とファンへあいさつ。「ドイツでは個のレベルを磨きたい。成長して、また帰って来ます」と力強く約束した。17日から日本代表合宿に参加。代表戦を経て欧州へ渡る。