徳島暗転…柴崎同点弾からわずか3分
「J2、徳島1-2千葉」(22日、ポカリ)
徳島は1‐2で千葉に敗れた。0‐1の後半20分にMF柴崎晃誠(28)が同点ゴールを決めたが、わずか3分後に勝ち越しゴールを許し、ホーム4戦ぶりの黒星を喫した。
徳島サポーターの期待は、わずか3分後に失望のため息に変わってしまった。後半20分にMF柴崎が右足でネットを揺らして同点に追いついたが、同23分に千葉MF伊藤に勝ち越しゴールを献上。ホーム4連勝はならなかった。
「1点目を取られたあとは吹っ切れたように自分たちのサッカーができていた。悪くない内容だった」と小林監督。序盤から格上・千葉にボールを支配される時間が続いた。それでも徳島は絶え間なくプレッシャーをかけ続け、パスカットからのショートカウンターで何度も好機を作った。それだけに「同点直後の失点がもったいない」と指揮官は悔しがった。
8勝2分け9敗で迎えた一戦。4勝1分け5敗となった第10節以降、これが5度目の“勝敗5分”への挑戦だったが、またも逃してしまった。あと1勝が大きな壁となっている。
次節は敵地で首位・G大阪と激突する。千葉戦と同じように、ボールを支配されるのは覚悟の上だ。「自分たちがボールを持ったときに、自信を持ってプレーできれば十分にやれる」と柴崎が言えば、「チャレンジャーとして積極的に戦いたい。前半戦最後だから、勝って終わりたい」とDF斉藤主将。敗戦にもうつむかず、強敵との戦いへ前を向いた。