「コンフェデ杯・決勝、ブラジル３-０スペイン」（６月３０日、リオデジャネイロ）

　スペインといえど、疲労と地元ブラジルの勢いに勝てなかった。完敗で、２０１１年１１月の黒星を最後に２６試合続けた国際Ａマッチの無敗記録もストップ。セルヒオラモスは「僕たちは機械じゃない。負ける日は来る。やるべき事はやったが、相手とは差があった」と現実を受け入れた。

　イタリアとの準決勝は１２０分を戦い、ＰＫ戦の末に制した。しかも、相手より間隔が１日短い中２日で臨んだ決勝。デルボスケ監督は「決まっていた組み合わせ。言い訳にはしない」と話していたが、動きに本来の切れがない。ボール支配率は上回ったが、守備で後手を踏む場面が増えた。

　前後半の開始直後と前半終了間際の危険な時間帯に失点を重ねた。さらに後半１０分のＰＫをセルヒオラモスが外し、同２３分にピケがネイマールへのタックルで一発退場しては、勝ち目はなかった。監督は「相手が上回っていた。それが全て」と悔しさを押し殺した。