香川ビックリ…マンU敗戦なのにMOM
「国際親善試合、横浜M3-2マンチェスターU」(23日、日産ス)
サッカーの国際親善試合が23日、横浜・日産スタジアムで行われ、MF香川真司(24)が所属するイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドはJ1横浜Mに2‐3で敗れた。6万5372人が詰めかけた中、香川は後半途中からトップ下で出場したが、得点には絡まなかった。
拍手喝さいの凱旋試合で終わるかと思いきや、思わぬオチがついた。「マンオブザマッチは香川選手です!!」。予想外のアナウンスに横浜Mのサポーターからはブーイングが飛んだ。
合流2日目で今季初の実戦を終え「マリノスの方々に申し訳ない。スポンサーあっての開催ですが、真剣勝負の世界ですから。もっと、しっかり判定をしてほしい」と渋い表情で振り返った。後半17分からの途中出場で無得点。敗戦での受賞だけに、ばつが悪そうだった。
後半22分には守備ラインの間から抜け出し、シュートを放つ香川らしいプレーを見せた。「2タッチ目が詰まってしまった」と反省しつつも、全体的には「初めての試合としては、そこまで悪くなかった」と手応えもつかんだ様子だった。
親交がある三浦知良も観戦した。試合前「(妻りさ子さんと)最高のデートになるよう頑張ります」とメールしたが、凱旋弾はお預け。26日の古巣C大阪戦へ「勝ちたい」と決意を新たにしていた。