遠藤FK弾もG大阪、悪夢ドロー
「J2、東京V3-3G大阪」(27日、味スタ)
首位G大阪は東京Vと3‐3で引き分け、勝ち点54となった。後半28分にMF遠藤保仁(33)の直接FKで3‐2と勝ち越したものの、雷雨による同34分からの長い中断の後に追いつかれた。2位神戸はMFポポ(34)のゴールで横浜FCを下し、同53とした。3位の千葉は敗れ、京都が4位に浮上した。栃木‐愛媛は雷雨で中止となった。
G大阪が雷雨に泣いた。3‐2で迎えた後半34分27秒に、落雷を考慮して試合が中断。55分間の中断後に試合が再開された。ピッチに雨水が浮き、得意のパスサッカーが封じられた状況で、東京Vのロングボール攻撃を受け劣勢に。4分間のロスタイムに突入した直後にDF加地が頭でのクリアをミスし、こぼれ球を東京VのDF石神に蹴り込まれた。
試合開始から不運が連鎖した。先制を許した直後にDF岩下が相手GKと交錯して右足首を負傷し、交代を余儀なくされた。0‐2から逆転に成功したものの、後半29分には途中出場でチーム2点目を決めたFWパウリーニョが右太もも裏を痛めて、わずか18分間の出場でベンチに退いた。
「あそこまで長い中断は初めて」というMF遠藤は「ピッチがああいう状態だったのでアクシデントは起こってしまう」と頭を切り替えた。チームの3点目を相手GKが一歩も動けない直接FKで決めたことには「それなりにいいゴール。蹴る瞬間にGKが動いたのが見えた。壁の(右側の)外から狙おうと思いましたけど、直前に変えたので良かった」と自画自賛した。