4位の大宮がベルデニック監督電撃解任
J1大宮は11日、ズデンコ・ベルデニック監督(64)を解任したと発表した。当面は岡本武行ゼネラルマネジャー(45)が指揮を執り、後任を探す。
同監督はチームが15位に低迷していた昨年6月に就任し、J1残留に貢献。組織的サッカーを導入し、今季は開幕から10試合連続無敗、昨季から続く無敗記録も「21」まで伸ばしてJ1新記録を樹立。毎年、降格争いを繰り広げる弱小クラブを、首位を独走するチームへと変身させた。
しかし、7月にズラタン、ノバコビッチの強力2トップの故障などもあり、現在は5連敗と失速し、4位に順位を落とした。
クラブ関係者によると、前半戦の快進撃もあり、目標をACL圏内(3位以内)に設定。ACL圏外となる4位に転落したことで解任に踏み切った。
過去、大宮の最高成績は12位。異例の電撃解任に、鈴木茂社長はクラブの公式ホームページで「昨シーズンから今シーズンにかけJ1記録を達成するなど、大宮アルディージャに貢献していただき非常に感謝しておりますが、チームとして今シーズンの目標を達成するため、監督交代を決断しました」とコメントを発表した。