香川、第2の故郷で凱旋弾も笑顔なし
「キリンチャレンジ杯、日本2‐4ウルグアイ」(14日、宮城ス)
第2の故郷で刻んだゴール。ただ、FW香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)に笑顔はなかった。3点のビハインドを背負った後半9分、FW本田が落としたボールのこぼれ球に反応し、右足で難なく押し込んだ。
「たくさんのサポーターが来てくれた。皆さんを勇気づける意味でも勝ちたかった。(得点は)ごっつぁんなので。相手も気の緩みがあったし、評価しづらい得点」
中学1年からC大阪に入団するまでの5年間を過ごした思い出の地。「FCみやぎバルセロナ」の選手、スタッフらが応援に駆けつける中での凱旋ゴールだったが、勝利まで届けることはできなかった。
期待されたFW柿谷との“共演”。前半2分に柿谷のポストプレーから好機を演出したものの、効果的な絡みは少なかった。「曜一朗は技術のある選手。ゼロトップに近い感覚で、もっと関われる時間帯を増やしたかった」と消化不良は否めない。思い入れを込めた“里帰り”は、ほろ苦いものとなってしまった。