香川、開幕出番なし…マンU完勝発進
「イングランド・プレミアリーグ、スウォンジー1-4マンチェスター・ユナイテッド」(17日、スウォンジー)
開幕し、日本代表MF香川真司(24)が所属するマンチェスター・ユナイテッドは敵地でスウォンジーに4‐1で勝ち、連覇へ好発進。ベンチ入りした香川は出番がなかった。2季連続得点王のファンペルシーとウェルベックが2得点し、昨季限りで退任したファーガソン監督を引き継いだモイズ監督はリーグ初戦を白星で飾った。サウサンプトンに所属する日本代表DF吉田麻也(24)、ろっ骨を痛めているアーセナルのFW宮市亮(20)はベンチ外だった。
連覇を狙うチームは快勝したが、ベンチの香川に最後まで出番はなかった。モイズ新監督が「チームの出来に非常に満足」と喜んだのとは対照的に、背番号26の表情は晴れなかった。
この日は2トップの布陣で、香川が得意とするトップ下のポジションはなかった。移籍を志願しているとされるルーニーは後半途中から出場して2点に絡んだ。
日本代表として6月のコンフェデレーションズカップに出場し、14日も国際親善試合のために一時帰国した香川は、新チームでは連係や体調の面で後れを取っている。
昨季は開幕戦で先発デビューを果たしたが、屈指の強豪クラブでの定位置争いは激烈だ。「この1年が勝負」との意気込みとは裏腹に、今季の難しい立場を予感させるような2年目の幕開けとなった。