「イタリアリーグ、インテル・ミラノ２-０ジェノア」（２５日、ミラノ）

　インテルは、ＤＦ長友佑都のラッキーな先制ヘディング弾などで２-０と今季のセリエ開幕戦を勝利で飾った。

-ゴールシーンを振り返って。

「前半から右サイドにボールが上がった時、中に入っていたので、僕もゴール前に入っていたんで、信じて何回も入り続けた結果、ああいうゴールにつながった。まぁ、おいしいゴールだけど。信じて入ってなければないゴールなので、よかった」

-戦術的に前へ入っていけと言われていたのか。

「どんどんアグレッシブに入っていけ、というのは言われている。右サイドが(ボールを)持った時も、入れる時はゴールを狙っていくと監督から言われている」

-ゴールはどこに当たったのか。

「頭に当たった(笑)…というか当てた(笑)」

-耳のあたりに当たった？

「よく覚えていない。とりあえずゴールが前に見えていたので、突っ込んでやろうということで」

-得点が入らずチームが根気強く粘って攻めていった。まだ(機能するのに)時間がかかるか。

「監督の戦術はすごい細かいし、やるべきことが多い。要求されることも多い。まだまだ時間はかかると思う」

-高い位置でボールが取れて、プレスの意識が去年から見違えるようになってきた。

「そこは本当に監督も厳しく要求している。高い位置からプレスにいってボールを奪うということで、そこは本当に試合できていると思う」

-ヨーロッパのカップ戦に出れないが、スクデット獲得に集中できるという利点もある。どう考えているか。

「もちろん、チャンピオンズ・リーグに出るのは選手としての夢。出たいという気持ちもある。まだスクデットも獲っていないので、インテルでスクデットを獲りたい。集中できるのはいいことだとポジティブに考えている」

-チームメイトとピッチ上で戦術のことをよく話しているが。

「僕も出ている選手の中ではけっこう長い部類に入るので、僕の要求なども話していこうと思う。これまで引っ張ってもらっている立場だったが、これからは引っ張っていかなければならない立場になっているから、それを自覚してコミュニケーションはとっている」

-得点までにちぐはぐな面が目立った。課題は。

「まだちょっと連動がはっきりできていない部分がある。そこは課題。自分自身の課題。それができればもっとミスも少なくなる、もっと連動できる。僕自身もこれ、左サイドやったのは２試合目なんで。今日はクズマノビッチと組むことになった。誰と組んでも連動して、いいコミュニケーションをとっていきたい」

-チームのフィジカル面での完成度はどのくらいか。

「一人ひとり違う。８割ぐらいはきてるのではないか。ここからもっともっと上がっていくと思う」

-イタリア語でインタビューに応えていたが、もうイタリア語はバッチリ？　家庭教師は続けているのか。

「いや、バッチリじゃないですよ(笑)。(家庭教師は)もうやっていない。チームメイトとのコミュニケーションだけで。(インタビューも)"しゃべれない"って言っているのに、(インテル広報に)"やれ"って言われたんで(笑)」

-得点に絡む意識も強く持っているのか。

「それは強く持っている。攻撃で結果を残さないと僕の夢は叶っていかないので」