香川、今季初先発初出場も猛省
「欧州CL・1次L第1戦、マンチェスターU4‐2レバークーゼン」(17日、マンチェスター)
各地で1次リーグが始まってA~D組の8試合が行われ、A組では日本代表FW香川真司(24)のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)がホームでレーバークーゼン(ドイツ)を4‐2で下した。今季公式戦に初先発した香川は左MFを務め後半26分に退いた。D組で日本代表MF本田圭佑(27)のCSKAモスクワ(ロシア)は2連覇を狙うバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)にアウェーで0‐3と敗れた。本田はトップ下でフル出場した。
大事な初戦で今季初めて先発し、ボールに多く絡んだ。しかし加入2季目を「勝負の年」ととらえ、激しい定位置争いの渦中にいる香川の自己評価は低かった。
今月上旬の日本代表戦後にチームへ合流してからインフルエンザを患い、「せきが止まらない。それが精神的に影響した。地に足がついていなかった」という。さらに「試合になかなか入れてなかったと、自分の感覚では思う。もっとゴールに絡んでいかないといけない。やることはたくさんある」と反省の言葉を並べた。
左MFに入り、新加入のフェライニらから何度も縦パスを引き出した。前半22分にはパスを頭で左のエブラにつないでルーニーの先制点を演出。「あれはいい形だった」と納得した。ただ、前半終了間際にはゴール前からの右足シュートを決められず、後半26分に退く直前はミスも増えた。
監督の信頼を得るにはさらなるアピールを続ける必要がある。この試合で得点やアシストがなかったことを悔やみ「もっとやらないといけない。どんな状況でも結果に結び付けないといけない」と反省した。