メッシ出廷、所得隠しの嫌疑を否定
400万ユーロ(約5億3000万円)の税金の申告漏れがあったとされた疑いがあるサッカースペインリーグ、バルセロナのFWメッシが27日、バルセロナ郊外の裁判所へ出廷した。28日のスペイン紙エル・ムンド・デポルティボによると、メッシ自身は手続きを一任していたとして関与を否定、父親は過失を認め申告漏れ分以外にその利子と1000万ユーロ(約13億3000万円)を追加して支払った。
裁判所の前には多くの報道陣と一般のファンが集まるなか、メッシはネクタイなしの白いYシャツにスーツ姿という見慣れない姿で、ときおり笑顔も見せながら現れた。法廷では約30分の質疑応答で「常にサッカーのプレーをすることだけに務めて来た」と所得隠しの嫌疑を否定した。
一方、同日に出廷した選手の父親、ホルヘ・メッシさんは税金収めに不備があったと認めた。すでに指摘の申告漏れ分のほか、関係分の全額を支払っている。
スペイン税務署は去る8月、2007年から3年に渡りメッシが妥当な税金支払いをしていなかったとしていた。