柿谷2戦連発!C大阪J1通算200勝

 「J1、C大阪2-0磐田」(28日、長居)

 C大阪が日本代表FW柿谷曜一朗(23)の2試合連続ゴールなどで磐田を2‐0で下し、6試合ぶりの勝利を飾った。C大阪は史上12チーム目となるJ1通算200勝。

 待ち望んでいた白星だった。J1タイ記録の5試合連続ドローに終止符を打ち、8月17日の清水戦以来6試合ぶりの勝利を飾った。「新記録狙ってたんですけどね」。FW柿谷はおどけたが、その表情からは充実感がにじみ出ていた。

 日本代表コンビが勝負を決めた。0‐0で迎えた後半開始わずか34秒、相手パスをインターセプトしたMF山口が「曜一朗君の声が聞こえた」とスルーパスを送る。裏に抜け出した柿谷は左足でワントラップ。2試合連続となる今季16点目を、落ち着いて左足で流し込んだ。「イメージ通りだった。2人で取れてよかった」。背番号8は喜びをかみしめた。

 5月25日の名古屋戦以来14試合ぶりに2トップの布陣で臨んだが、思うように機能せず。前半30分過ぎには、クルピ監督からシステム変更を打診され、柿谷と山口の決断でこれまでの1トップに戻した。「0‐0や0‐1で終わるなら点を取って負けよう」。エースの覚悟が、6試合ぶりの1試合2得点を導いた。

 首位横浜Mとの勝ち点差は8に縮まった。「僕らは勝つだけなので」。残り7試合。柿谷は優勝だけを見据えた。

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