柏屈辱また4失点で敗退…日本勢全滅

 「アジアCL・準決勝第2戦、広州恒大4‐0柏」(2日、広州)

 第1戦で1‐4と大敗したJ1柏は、アウェーで広州恒大(中国)に0‐4で完敗した。前半16分にCKから先制を許し、後半にも追加点を許した。日本勢として、08年に優勝したG大阪以来の決勝進出を目指した柏は最低でも4得点した上で、3点差以上をつけて勝つことが勝ち上がる条件だった。

 日本勢で唯一、勝ち残っていた柏が力尽きた。後半12分、左サイドからのクロスをMFコンカに頭で押し込まれて0‐2に。この時点で最低5点取らなければならなくなっただけに、絶望的なゴールだった。

 攻守の要であるボランチの大谷が右太もも裏痛で遠征に帯同できず、ネルシーニョ監督はMF栗沢のワンボランチによる中盤4人をひし形に配置した4‐4‐2の新布陣を採用した。しかし、DF近藤が「うまくいくか分からない」と語っていた“秘策”は空回りする。ボール保持者へのチェックが甘くなり、ムリキ、エウケソン、コンカの南米トリオや、ガオ・リンに再三守備ラインを破られた。後半から従来の4‐2‐3‐1に戻さざるを得なくなった。

 工藤は「4点なら取れる気がする」と自らを奮い立たせていたものの、G大阪以来の決勝進出は果たせなかった。大型連休中でスタジアムには広州恒大サポーターが詰めかけた。怒号、口笛、ブーイングの中、柏と日本サッカー界がかけた希望の灯が消えた。

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