ザック監督「もっとゴール」香川に助言
「国際親善試合、セルビア-日本」(11日、ノビサド)
サッカー日本代表は7日、国際親善試合のセルビア戦に向け、強化合宿をスタートさせた。アルベルト・ザッケローニ監督(60)は所属クラブで出場機会を得られていないFW香川真司(24)=マンチェスター・ユナイテッド=に、アシストではなく得点をより強く求めるメッセージを送った。ザック流の“ストライカー指南”で、不遇のエースを覚醒させる。
イタリア人指揮官は、不遇に悩む香川の苦境を気にかけ、そっと助言を届けていた。
ザッケローニ監督「(サイドではなく)もっとゴールに近いところで仕事をした方が良いとアドバイスした。何が求められるかといえば、やはりゴールだ。ゴールすればメディアにも取り上げられ、監督やスタッフもそういう結果が出れば使いやすくなる」
マンUがモイズ新監督を迎えた今季、香川はここまで公式戦3試合に出場したのみ。香川自身のプレーに問題があるのではなく、「(モイズ新監督が)手元にいる選手を探っている状況」とザック監督は指摘するが、このままベンチ要員に格下げされたままであれば、日本代表の危機にも直結しかねない。
ザック監督からの“金言エール”。東欧の地で、香川のゴールは自身の渇いた心を潤し、ニッポンを次のステージへと引き上げる。そして、モイズ監督を振り向かせる最良で最高の手段になる。