香川トップ下で輝いた!今季初フル出場
「欧州CL・1次リーグ、マンチェスターU1-0Rソシエダード」(23日、マンチェスター)
8試合を行い、A組で日本代表MF香川真司(24)のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)はホームでレアル・ソシエダード(スペイン)を1‐0で破り、2勝1分けで勝ち点7とした。D組で日本代表MF本田圭佑(27)のCSKAモスクワ(ロシア)は本拠地でマンチェスター・シティー(イングランド)に1‐2で敗れ、勝ち点3のまま。D組で2連覇を狙うバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)、B組のレアル・マドリード(スペイン)がともに3連勝とした。
香川にとって、苦しいシーズンの転機になるかもしれない。マンチェスター・ユナイテッドで出番が減っている背番号26が初めてフル出場した。最後の約10分はトップ下で好プレーを見せ、モイズ監督を「みんなが彼の能力をたたえるが、私は今夜初めて本当の香川を見た」とうならせた。
左MFで臨み、ペナルティーエリア手前のスペースで縦パスを受け、攻撃を加速させた。終盤にトップ下に入るとさらに勢いづいた。終了直前にはルーニーとのパス交換で相手守備を突破し、強烈な一撃も。監督は「ボールを持っていないときの動きが素晴らしい。トップ下でルーニーとの連係も良かった」と称賛した。
今季はここまでイングランド・プレミアリーグでは1試合しか出ていない。サイドからの速攻を重視するチームで、持ち味を出せずにいた。それだけに本人が「すごく楽しかった」と語るトップ下でのプレーは、ことし就任した新指揮官へのアピールになったはずだ。