石原が千金ゴール!広島暫定首位に浮上
「J1、広島1‐0仙台」(26日、Eスタ)
前節3位の広島が仙台を1‐0で下し、暫定で首位に立った。この日試合がない横浜Mと勝ち点56、得失点差で並び、総得点数で上回った。序盤から攻勢だった広島は後半39分にMF石原直樹(29)が決勝ゴールを挙げた。前節8位の仙台は守備陣が持ちこたえられず、6試合ぶりの黒星で勝ち点は44のまま。
攻め続けても遠かったゴールをこじ開けたのは、それまで決定機をことごとく外していた石原だった。「ほっとした。引き分けたら自分の責任だった」と殊勲のMFは少し相好を崩した。前節、横浜Mとの首位攻防戦に敗れた広島は勝ち点3を挙げ、27日に試合を控える上位陣にプレッシャーを与えた。
後半39分、わずかに生まれたスペースを逃さずMF青山が縦パスを出し、呼応した石原が右足でゴール。終盤に均衡を破り、FW佐藤は「チーム全員のゴールだった」と実感を込めて話した。
今季、後半30分以降の得点が圧倒的に多い広島の勝負強さが際立った。残りは4試合。森保監督は「優勝の芽はなくなっていない。勝ち続ければ、必ずできる」と話した。2連覇への自信は失っていない。