「Ｊ２、神戸-京都」（３日、ノエスタ）

　Ｊ２で首位の神戸と２位のＧ大阪は２日、１年でのＪ１復帰が懸かる次節に向けて最終調整を行った。神戸は３位の京都に勝てば２位以内が確定し、Ｊ１自動昇格が決まる。Ｇ大阪も１８位の熊本に勝ち、京都が神戸に引き分けるか敗れれば、Ｊ１復帰が決まる。

　高ぶる気持ちを抑えて、神戸ＭＦ小川は落ち着いていた。「昇格は通過点。関西勢の中で神戸が一番だと示したい。その上で自分のゴールで勝ちたい」。今季１５得点の２１歳は、Ｊ１昇格弾を誓った。

　この日は練習場に１００人を超えるサポーターが駆け付けた。前売り券はすでに完売しており、２万人を超える大観衆が期待される。大一番を前に安達監督も自然体だ。「いろんな人に感謝の気持ちを感じている。そういうゲームができれば」と支えてくれる人々に思いを寄せた。

　１０月３０日の練習で右足を打撲したＤＦ岩波の出場は微妙で、ＤＦ北本の５試合ぶりの先発が有力。今季わずか１敗のホームで、全ての人の思いを結集させてＪ１復帰を決める。