香川ドローも好機演出「勝てた試合」

 「欧州CL・1次リーグ、Rソシエダード0‐0マンチェスターU」(5日、サンセバスチャン) 

 A組はMF香川真司(24)のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)がアウェーでレアル・ソシエダード(スペイン)と0‐0で引き分け、2勝2分けの勝ち点8でトップを守った。香川は終了直前に退くまで好機に絡んだ。D組ではMF本田圭佑(27)のCSKAモスクワ(ロシア)が2‐5でマンチェスター・シティーに敵地で敗れ、同組3位以下と1次リーグ敗退が決まった。本田は後半34分に退くまでトップ下でプレーした。

 スペインの地で香川が輝いた。特に、味方の選手交代によって左MFからトップ下へとポジションを移した後半18分以降に“らしさ”を発揮。ゴールこそ奪えなかったが、何度も好機をつくり出した。

 まずは後半20分。MFヤングにつなぎ、FWファンペルシーのポスト直撃シュートを引き出す。同23分には右サイドのファンペルシーにロングパスを通してゴール前に走り込んだが、ファンペルシーからのラストパスに対してわずかに届かなかった。香川は顔を覆いながらピッチに膝をつき、悔しそうに天を仰いだ。

 さらにその直後、ヤングとの連係からPKを獲得。ところがファンペルシーのキックは相手GKの指先をかすめ、またもポストに嫌われた。

 結局最後までゴールは生まれず、スコアレスドローで終了。しかし、積極的なチャレンジによってゴール前でのスリリングなシーンをいくつも演出した香川は、攻撃陣の核として際立っていた。それでも香川は「チャンスはあったし、それを決めきれれば、勝てた試合だった」と悔しさをにじませた。

 徐々にプレー機会が増えてきたが、今季の公式戦ではいまだ無得点。「もっと存在感を出していくにはやっぱり結果しかない。(足りないのは)シュートの精度。キレだったりスピード感といったものも、もっと出していきたい」。待望のシーズン初ゴールに向け、意欲を口にした。

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