伊代表監督、収穫はキレないバロテリ
「国際親善試合、イタリア1-1ドイツ」(15日、ミラノ)
イタリア対ドイツのサッカー国際親善試合が15日夜(日本時間16日早朝)、ミラノのサン・シーロ・スタジアムで行われ、1-1のドローで終わった。昨年6月の欧州選手権・準決勝のドイツ戦で2得点を挙げていたことから期待されたイタリア代表FWマリオ・バロテリ(ACミラン)は90分フル出場したが、無得点だった。
試合後、イタリア代表のプランデリ監督はバロテリについて「強固なディフェンス陣を持つドイツに対してよくやった。いくつかチャンスも作ったし、全力を尽くしていた。強豪相手に感情を抑えて対処するという点において、役に立つテストマッチとなった。彼はゴールできないとナーバスになってしまうから」と話した。この日もドイツの選手にユニホームを引っ張られたり、ホイッスルが鳴ってもいいファウルが数回あったバロテリだったが、大事には至らなかった。プレー面よりも精神面での課題が多いだけに、同監督としてはひと息ついた一戦だったようだ。