G大阪5連勝で初優勝!宇佐美が2発

 「J2、G大阪3‐2山形」(17日、万博)

 すでに来季のJ1昇格を決めている首位G大阪が、FW宇佐美貴史(21)の2得点などで山形を3‐2で下し、5連勝で初優勝を決めた。G大阪は勝ち点86とし、次の最終節(24日)に敗れたとしても、2位神戸に逆転される可能性がなくなった。松本が長崎に1‐0で競り勝ち、J1昇格プレーオフ出場へ望みをつないだ。

 歓喜に包まれた万博のピッチで、FW宇佐美は幸せそうな笑みを浮かべた。「きょう決めることが大事だった。率直にうれしいです」。節目の一戦で2得点を挙げた21歳が、「J2優勝」というクラブが唯一手にしていなかったタイトルをもたらした。

 1年でのJ1復帰、そしてJ2優勝。宇佐美はV字回復の要因を「明神さんが『1年で上がろう』と言ってくれたのが大きかった」と説明する。降格決定の翌日にMF明神が残留を明言した記事をドイツで目にした。「1年で上げようと思っててくれた人たちのおかげ。主力が抜けてのスタートが最悪のパターン。そうじゃなく、みんな責任を取ったと感じた」。宇佐美自身もG大阪復帰後は17戦18得点と驚異のペースでゴールを量産し、優勝の原動力となった。

 MF遠藤、DF今野の代表コンビが不在でもチームは5連勝。今季は主軸2人を欠いた8試合を5勝3分けと無敗で乗り切った。長谷川監督は「明神、加地がよくチームをまとめてくれた」とベテランの献身をたたえた。

 来季はJ1に戦いの舞台を移す。「何一つ恐れはない」と話す宇佐美が見据えるのはさらなる高みだ。「『満足』という言葉は自分に一番似合わない」。最後に力強く言い切った。

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