「Ｊ１、ＦＣ東京２‐１湘南」（２３日、味スタ）

　降格が決まった湘南の選手たちは、ピッチに立ち尽くした。開幕時の平均年齢が２３歳という若いチームのＪ１挑戦は、１年で終わりを告げた。

　ＦＣ東京戦は粘り強く戦い、後半２１分、高山が先制点を奪った。しかし２分後に同点とされ、勝ちにいって前掛かりになったロスタイムの失点で逆転負けした。

　Ｊ１平均の約３分の１の１１・５億円の低予算で戦った。韓国代表ＭＦ韓国栄の退団は決定的で、ＤＦ大野は新潟からの期限付き移籍終了が濃厚と、選手流出は避けられない状況。クラブが続投要請中の曺貴裁監督との来季契約も結論が出ていない。

　真壁社長は「若い選手で戦う方針は変わらない。監督が、この湘南スタイルで来年以降もやってくれれば、今度はＪ２で優勝してＪ１に復帰したい」と話し、現在のやり方を貫く方針だ。