徳島・柴崎、思い出の国立で再び栄光を
「J1昇格プレーオフ、京都-徳島」(8日、国立)
四国初のJ1昇格をかけて8日、いよいよ徳島ヴォルティスが、東京・国立競技場を舞台にプレーオフ決勝に挑む。
相手は今季3位の京都。リーグ戦上位のアドバンテージにより、4位の徳島は引き分けでは敗者となるため、絶対に勝つしかない。
「最後の国立。誇りを持って戦いたい」と決意を語ったのがMF柴崎晃誠(29)だ。長崎・国見高時代に全国高校サッカー選手権で2度優勝。3年時には得点王にも輝くなど、国立で脚光を浴びた。司令塔としてチームを支えてきた男は「勝ちで終わりたい」と、改修に入る大好きなスタジアムで再び栄光をつかみ取るつもりだ。
京都には、今季1勝1分けと負けていない。その2試合ともゴールを挙げたFW津田知宏(27)は「一発狙いたい」と闘志をみなぎらせる。
準決勝・千葉戦でFWドウグラス(25)が、左足首を負傷。松葉づえで会場を去る姿に暗雲がたちこめた。しかし4日の練習後、小林伸二監督(53)は「間に合うと思う」と明るい見通しを示した。準備に抜かりはない。全員攻撃、全員守備。1年間積み上げてきた自信を胸に、最終決戦のピッチに立つ。