日本は第3グループに W杯抽選
国際サッカー連盟(FIFA)は3日(日本時間4日)、14年W杯ブラジル大会の1次リーグ組み合わせの抽選方法を発表し、日本を含むアジア勢はメキシコなど北中米カリブ海勢とともに第3グループ(G)に入った。同じGのチームは1次リーグで対戦しない。1次リーグは地域性などを考慮して出場32チームを四つのGに分けた上で、抽選でA~H組に振り分ける。抽選会は6日午後1時(日本時間7日午前1時)から行われる。
理想はベルギー、ロシア、カメルーン‐。第3Gに入った日本にとって最も幸運といえる1次リーグの組み合わせは、最新のFIFAランクに基づくと、前述の3チームと同組のパターンとなった。
シード国の第1Gはブラジル、スペイン、ドイツ、アルゼンチン、コロンビア、ベルギー、ウルグアイ、スイス。8チームのうち、最もランクが低いのは11位のベルギー。11月19日に敵地で対戦し、3‐2で勝った。
第4Gに入る欧州勢では22位のロシアが最も低い。アフリカ勢と南米のチリ、エクアドルが同居する第2Gでは48位の日本より下位の51位にいるカメルーンが最下位となっている。ロシアは02年日韓大会で、日本がW杯初勝利を挙げた相手。カメルーンとは前回南アフリカ大会の初戦で対戦し、1‐0で勝った。
他のシード勢で相性が良さそうなのは、07年に逆転勝ちしたスイス(8位)か。ことし9月に快勝したガーナ(24位)や、昨年に敵地で破ったフランス(19位)も付け入る隙がありそうだ。
もっとも、シードを外れた欧州勢9チームの第4Gから、第2Gに移る1チームを無作為に決める今大会の方式は、近年では最も厳しい強豪ぞろいの「死の組」が生まれる可能性がある。日本がこうした組に入ると、1次リーグ突破は極めて困難になる。