元日本代表監督の岡田武史氏（５７）が、０３年から０６年まで監督を務めた古巣の横浜Ｍを電撃訪問した。チームはＪ１最終節の川崎戦（７日、等々力）に勝てば９年ぶりの優勝が決まる。横浜Ｍが前回優勝した０４年は、現在の樋口監督がヘッドコーチだっただけに、師弟関係にあたる。

　２人は約１５分話し合ったとみられ、シーズン後に食事をする約束をした。優勝がかかっていながら、０‐２で敗れた１１月３０日の新潟戦について語り合ったという。岡田氏は「近くに来たから寄っただけ。またメシを食いにいこうぜと」。ＭＦ中村ら主力選手とは顔を合わせなかった。

　最終節については「来たから負けたって言われたくないから」とテレビ観戦の予定。今季限りで中国・杭州緑城の監督を退任したばかりとあって、「今、無職なんで」と、就職活動中であることもにおわせた。