柿谷3冠「全ての人に感謝したい」
「Jリーグ・アウォーズ」(10日、横浜アリーナ)
MF柿谷曜一朗(23)=C大阪=が初のベストイレブンに輝いた。今季から新設された最優秀ゴール賞、フェアプレー個人賞と合わせて3冠。特にフェアプレー個人賞については「去年、寿人さんがもらった時、僕も来年もらいたいと思った。寿人さんには本当に感謝しています」と喜びを語った。
プロ8年目。大きく飛躍した1年だった。クラブのエースナンバーである背番号8を引き継いだ今季は、「人生であれ以上のゴールはない」という開幕戦での決勝弾を皮切りに自己最多の21得点を積み上げた。
7月の東アジア杯で初のA代表に選出されると、そのままザック・ジャパンの1トップに定着。MF本田からは「曜一朗は全てを兼ね備えている」と最大級の賛辞を得た。
欧州のクラブから熱視線を浴びる23歳は来季も残留が濃厚。「いいパスを出してくれたら、どんどん決める。チームメートのみんな頼みます」とW杯イヤーとなる14年の抱負を語った。
リーグ戦は4位に終わり、表彰式に「優勝してチームメートみんなで来る」という夢はかなわなかったが、柿谷は壇上で誇らしげに胸を張った。