ザック監督“朝寝坊”でW杯初戦勝つ!
サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(60)は16日、W杯ブラジル大会初戦のコートジボワール戦(現地時間14年6月14日、レシフェ)の試合開始時刻が午後7時から10時になったことで、選手に“朝寝坊”をさせることを示唆した。都内の日本記者クラブでの会見で、夜遅い試合時間に合わせた調整が必要だと発言した。
ベストな状態で試合に臨むため、体内時計もきっちり調整する。夜の試合対策を問われたザッケローニ監督は「チームのスケジュールも変更せざるをえない。夜は昼と比べて疲れるものですから。普段よりベッドにいてもらう時間を延ばそうかと思っている」と遅めの起床にする考えを示した。
実際に何時に設定するかは「分析しているところで、決定事項はない」としたが、当初の午後7時から午後10時に変更になったことを楽観視していない。最高では30度を超える暑さが和らぐことも「湿度は下がらないと聞いている」とメリットとは考えていない。「テレビ放送の問題で決まったのかなと思う」と皮肉も込めた。
この日は日本外国特派員協会、午後に日本記者クラブと会見に連続して出席。両方で合計4回、W杯で優勝する意欲や可能性を問われ、そのすべてを「宣言や約束するタイプではないので」「勝つことを狙いはする」と言葉を選んでかわした。
代表チームスタッフは「(優勝を目指すと)言っていないけど、言っているようなものですよ」とフォローしたが、慎重に準備を進める指揮官らしいとも言える。睡眠時刻まできっちり管理して、まずは初戦勝利を目指す。