メッシ語気を強め複数疑惑に反撃
サッカースペイン1部リーグ、バルセロナのFWリオネル・メッシが20日、バルセロナのラジオ番組に電話出演し、時に語気を強めて複数の疑惑を否定。クラブ内外から出ている攻撃に対抗した。
まずは契約延長について。契約見直しに否定的な姿勢をみせたクラブ経済部門の副会長・ファウス氏を辛辣に批判した。「ファウスさんはサッカーのことを何も分かっていないけど、バルセロナをひとつの会社のように扱おうとしている。バルセロナは世界最高のクラブなんだからクラブ幹部もそうあるべき。僕も僕の周りの誰も契約の見直しを要求していない」とコメントした。
また自身が企画・参加した慈善試合で父ホルヘさんに対し、不透明な金のやり取りがあるとの疑惑については、残念な形になっているとしながらも家族間のつながりは変わらないとしている。「パパと友人について言われていることにはとても残念に思っている。だってあの試合で僕らがやったのは100%社会貢献のためなんだから」。前回税金未払いの問題に続く疑惑に、父との決裂の見方も出ているが「僕は個人的にもプロ活動でもパパと一緒にやっている。望む限り彼は僕の会社と財団の会長であり続ける」と、信頼関係は変わらないとした。
なお、アルゼンチンで行なわれているリハビリは、痛めていた左足大腿直筋の肉離れから回復。今後は筋力アップなどのフィジカルトレーニングの段階に入る。年明け2日にはバルセロナに戻る予定。スペイン紙エル・ムンド・デポルティボによると本格的な実戦復帰は2月18日の欧州チャンピオンズリーグ、マンチェスター・シティー戦になるとしている。