徳島生き残る!四国の期待背負いJ1へ

 徳島ヴォルティスが四国初のJ1昇格を果たし、JFLのカマタマーレ讃岐は悲願のJ2昇格を達成。愛媛FCはJ2で17位に終わったものの、2013年の四国サッカー界は空前の盛り上がりを見せた。讃岐のJリーグ参入で、「四国3クラブ時代」が幕を開ける2014年。徳島は生き残りを、愛媛は飛躍を、そして讃岐は1年目の大暴れを期して、新たなシーズンに乗り込む。

 昨年12月8日、国立を舞台に戦った京都とのプレーオフ決勝を2‐0で制し、徳島ヴォルティスが四国初のJ1昇格を果たした。

 前半にDF千代反田とエースFW津田がゴールを奪い、堅い守りで3つ目の昇格枠をつかみ取った歴史的勝利。青く染まったサポーター席は歓喜に酔いしれた。

 02年に大分、08年に山形をJ1に導いた小林伸二監督(53)にとっては、自身3度目の昇格。新たな年、新たなステージに思いをはせながら「厳しい戦いになるのは間違いない。でも、絶対にJ1に残りたい!」とこぶしを握りしめた。

 「残留」は決して弱気な目標ではない。09年以降、J2の3番手でJ1に昇格した4クラブ(09年湘南、10年福岡、11年札幌、12年大分)は、すべて翌年J2に降格している。昨年の大分はJ1でわずか2勝しかできなかった。それほど生き残るのは難しい。

 1年間かけて育てた「堅守」を維持しながら、どこまで戦力を上積みできるか。「必要な部分には明確な補強をしなければならない」と話す指揮官の目は厳しい。

 四国サッカー界の期待を背負って乗り込むJ1の舞台。「これまでの経験を目いっぱいぶつけたい」。百戦錬磨の指揮官が、強敵相手にサプライズを起こす。

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