横浜M斎藤、祖母に捧ぐV弾
「サッカー天皇杯・決勝、横浜M2-0広島」(1日、国立)
横浜M・MF斎藤学(23)が先制ゴールで優勝に貢献した。得意のドリブルからのシュートではなく、小林‐端戸‐兵藤と懸命につないだボールを受けての得点に「こういうゴールが今シーズンはあまりなかったので、点を取れたのは良かった」と振り返った。
リーグ戦終了後、「自分の支えになってくれた」という祖母が他界した。「その悲しさというか…。タイトルを見せられたのは良かった」と天国にささげる優勝になった。
小学生時代から横浜Mの下部組織一筋の斎藤にとって、プロ昇格5年目で初タイトル。「優勝できたマリノスを、会社の人とか育成の選手たちに見せられたというのが大きいかな」。さまざまな人たちに“恩返し”できたことに感慨深げだった。