「イタリアリーグ、ＡＣミラン３-０アタランタ」（６日、ミラノ）

　サッカーのイタリア１部リーグ（セリエＡ）ＡＣミランに加入する日本代表ＭＦ本田圭佑（２７）は６日、チームの本拠地であるミラノ市内のサン・シーロ・スタジアムを訪れ、セリエＡのアタランタ戦を観戦した。

　いつも通りのサングラス姿で、本田はクラブ幹部らと共にＶＩＰ席に現れた。傍らにはガリアーニ副会長が密着。同副会長が熱心に語りかけるのを、本田はコートのポケットに両手を突っ込んだまま耳を傾けていた。同僚となるＭＦカカが前半３５分、先制点でミラン公式戦の通算１００得点目を決めると、立ち上がって拍手した。

　試合前には、ピッチ上に並んだカメラマンがレンズを一斉にスタンドへ向け、ＡＣミラン・ファミリーに溶け込んだ本田の姿を狙ってシャッターを切り続けた。

　イタリアに到着した翌日の５日、本田はミラノ郊外の練習場で“初練習”を行った。６日のガゼッタ・デロ・スポルト紙などによると、午前にミラノ市内で身体検査を終えた後、夕方に個人トレーナーを伴って、練習場へ。アレグリ監督やチームメートと顔を合わせ、軽いランニングを行ったという。その後、ガリアーニ副会長と夕食をともにした。

　同副会長は「（日本代表の）ザッケローニ監督から、素晴らしい選手だと聞いている。（到着した）昨日からトレーニングをしたがっていたようだが、体調を考慮して止めた。だが、トレーニングするのにふさわしいコンディションだと分かったので、彼が好きなように練習できる」などと話した。

　本田は８日の入団会見後、チーム練習に合流。１２日にアウェーで行われるリーグ・サッスオロ戦でデビューする可能性がある。