FC東京・長谷川C大阪移籍決定的
FC東京のMF長谷川アーリアジャスール(25)が、C大阪に移籍することが8日、決定的になった。関係者によると、欧州クラブからのオファーがなければ来季も残留する方向で一致していたが、FC東京前監督でC大阪の新監督に就任するポポビッチ氏(46)から高い評価と熱烈なラブコールを受け、移籍を決断したとみられる。
クラブ幹部によると、アーリアはこの日、東京・小平のクラブハウスで、今オフの欧州移籍を断念する考えを伝えた一方、C大阪への移籍に傾いていることを示唆。東京サイドも慰留は難しく、退団は不可避とみており、恩師が指揮を執るC大阪への移籍は確実な状況だ。
アーリアは2012年に横浜Mから東京入り。ポポビッチ前監督に主軸として重用されると、加入1年目はリーグ戦28試合に出場して3得点。同年5月に行われたアゼルバイジャン戦の日本代表メンバーにも招集された。2年目の昨季もリーグ戦32試合出場で5得点と、くすぶっていた才能を大きく開花させた。
フィッカデンティ新監督を迎えるFC東京にとって、中盤の主軸の流出は痛手になりそうだ。