本田のデビュー12日から先送りも
サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)ACミランに加入した日本代表MF本田圭佑(27)のデビューが、12日(日本時間13日未明)にアウェーで行われるサッスオロとのリーグ戦から先送りされる可能性が出てきた。9日付のイタリア紙、コリエレ・デロ・スポルトが本田はベンチスタートと予想している。
全世界に生中継された入団会見から一夜明け、次の注目は本田がいつデビューするかに集まっている。当初、最速でサッスオロ戦に出場するとの見方もあったが、ずれ込む可能性が出てきた。
9日付のコリエレ・デロ・スポルトは、ベンチスタートと予想。出場機会に恵まれなかった場合、15日のカップ戦、イタリア杯のスペツィア戦か、19日のリーグ戦、ベローナ戦が有力視される。いずれもホーム開催のため、背番号10のユニホームを本拠地で披露できる。
8日にチーム練習に初参加したばかり。8日の会見で、本田はサッスオロ戦への出場について「1カ月プレーしていない」と、慎重な姿勢を崩さなかった。ガリアーニ副会長も「最初の試合が数日ずれても変わりはない」と話すなど、万全の体調で臨む構えだ。
興奮を隠しきれないのは、日本代表のチームメートでもあるDF長友佑都(インテル・ミラノ)も同じだった。9日付のガゼッタ・デロ・スポルトは「サッカー界では親友のうちの一人。これまでにも中田(英寿)‐中村(俊輔)という(日本人)ダービーマッチがあったが、長友‐本田の対戦は、本物のダービーになる」などとコメント。来たるべき“ミラノダービー”を心待ちにしている。