本田は2列目の右 カカと攻撃組み立て

 サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)ACミランの日本代表MF本田圭佑(27)は9日、ミラノ郊外のチーム練習場で練習に参加し、デビュー戦への調整に入った。後方からの攻撃の組み立てを確認するメニューではワントップの後ろ、2列目の右でプレーし、アレグリ監督の起用の構想がうかがえた。

 最初は別メニューで軽いドリブルやストレッチなどで体を動かした後、ボール回しに合流。攻撃の控え組で2列目に入った。ワントップのパッツィーニ、元ブラジル代表のロビーニョらと同じチームでパスをつなぎ、シュートも放った。チームの公式サイトによると、その後の紅白戦にも後半だけ加わった。

 ACミランの攻撃陣はエースのイタリア代表FWバロテリが最前線に構え、その後ろに2人の攻撃的MFを並べる陣形が第一の選択肢。2列目の左に入るカカの相手が固定できておらず、本田がその有力候補になる。本田自身「どこでもプレーできる」と話すように、CSKAモスクワ(ロシア)時代には右MFを務めたこともあり、抵抗なくこなせるだろう。

 現地メディアは背番号10に期待を寄せる。テレビ局ラ・セッテ・ゴールドのフランチェスコ・ボンファンティ記者は「体が強く、今までの日本人と違う。しかも技術もある」と評価。夏の移籍市場で獲得したマトリやビルサが不調やけがに苦しんでおり「商業面を抜きにしても、いい補強。欧州チャンピオンズリーグで実績があるのもいい」と話した。

 この記者が心配するのはイタリアのDF陣の強靱(きょうじん)さ。「他の国より激しく、強い。格下のチームは特に守備を固めてくる。それに対応できるかどうか」と課題も挙げた。

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