ＡＣミラン本田圭佑ら選手、関係者らは１２日のセリエＡサッスオロ戦を控えた前日１１日夕方、ミラノ中央駅からサッスオロのホームスタジアムのある中部イタリアのレッジョ・エミリアに電車で移動した。

　一行はチームバスで駅に乗り付け、警官らに護衛されながらアドリア海沿いのアンコーナ行き列車、ユーロスターが停車した１３番線に向かった。突然赤と黒のミランカラーのジャージ姿の選手たちの突然の登場に、構内の乗下降客らは騒然。　本田は選手たちのグループから少し離れた後ろから、バロテリと最後に現れた。いい体格と銀髪の本田はいやでも目立っていた。　本田は列車に乗り込み、自分の席に向かったが決められた席に座る際、日本のカメラクルーら報道陣に「ノー」という感じで右の手のひらを広げて押し、「ストップ」のジェスチャーで不快感をあらわにした。

　そしてすぐに車窓の日よけを下ろし、シャットアウト。バロテリの座った窓際も同様に日よけが下された。

　そんな中、カカはホームから写真を撮る人々を気にすることもなく、窓もそのまま。特別のはからいで電車に乗ることを許された、小学生ぐらいのミランファンの女の子とのツーショットの写真撮影にも気軽に応じていた。　

　サッスオロ対ミランは１２日夜、行われる。