黒星デビューも現地紙は本田に高い評価

 サッスオロ戦の後半、公式戦にデビューし、シュートを放つACミランの本田圭佑(左)(共同)
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 「イタリアリーグ、サッスオロ4-3ACミラン」(12日、レッジョネレミリア)

 日本代表MF本田圭佑が移籍初戦となるセリエA第19節・サッスオロ戦の後半20分にFWロビーニョに代わって投入され、イタリアデビューを果たした。後半38分には左からの低いパスを左足でダイレクトシュート。ボールは惜しくもポストに直撃し、わずか数センチの差でデビュー戦ゴールはならなかったが、スタジアムをどよめかせるなど存在感を見せつけた。試合は予想外の大苦戦。2点を先制しながら、セリエA昇格1年目で試合前まで18位と低迷していたサッスオロに、よもやの逆転を許した。ミランの今季リーグ戦成績は5勝7敗7分けで、11位となった。

 13日のイタリア紙では黒星デビューとなったものの、存在感を見せつけた本田に高い評価を与えた。ガゼッタ・デロ・スポルトはミランの中では最高評価の「6」とし、「ロビーニョからのリレーは予測できたことだった。後半20分、“波に乗った”。そして利益をもたらした。ビジネスにも有効である。だが(何と言っても)ケイスケは(選手としての)価値が高く、冷静である」と、そのプレーを称えた。また、コリエレ・デロ・スポルトでもモントリーボと並んでチーム最高評価の「6」を与えた。試合後、アレグリ監督を除いてミラン選手にはかん口令が敷かれた。

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